さくらの山歯科クリニックブログ

2021年10月24日 日曜日

歯を失ってしまったら

こんにちは。
急に冷え込みが厳しくなりましたね。気温差に身体がついていけない感じですが、今年はインフルエンザの大流行も予想されていますね。コロナとともに、引き続きしっかり感染対策をしていきましょう。


今回は、歯を失ってしまった場合の治療についてお話します。

虫歯や歯周病、突然の事故などで歯を失ってしまうことがあります。
「1本くらいなら大丈夫」「見えないから大丈夫」と、放置してしまう方もいるようですが...
1本でも歯を失うとお口全体のバランスが崩れ、さまざまな問題を招くことが考えられます。

歯がない状態を放置していると、その隙間を埋めるように隣の歯が傾いてきたり、直接噛み合っていた歯が伸びてきたりします。そうなると、歯並びや噛み合わせが悪くなり物が上手く噛めない、お口が開けにくい、顎が痛くなるなどの症状を引き起こします。
よく噛めないことで咀嚼機能が低下し胃腸への負担が大きくなったり、脳への刺激が少なくなり認知症のリスクが上がるとも言われています。また、食べられるものが限られて栄養が偏ることで高血圧や糖尿病など全身疾患のリスクも上がります。


お口の機能を維持するために、歯がなくなった部分には早めに次の歯を入れる必要があるのです。治療の方法は歯を失った場所や本数、その方のお口の状態にもよりますが大きく分けて3つあります。


◎ブリッジ
6898D389-8BCE-47DA-8EC4-BF4B1F1A3BC7.png失ってしまった歯の両隣の歯を支えにして、両岸に橋を架けるように人工の歯を装着します。取り外しをしないので安定感があります。両隣の歯を削らなくてはいけないことが欠点です。


◎入れ歯
D2E013B5-151B-4F73-8906-CA3E9BBE295C.png残っている歯に金属のフックを掛け取り外しをします。残っている歯を大きく削ることがないのがメリット。取り外しをするためブリッジのような安定感はないこと、金属のフックを歯に掛けること、取り外しをすることがデメリットな点です。


◎インプラント
69E9DF22-0A9E-4D13-A9CC-EB111D497383.jpeg歯を支えている歯槽骨に人工の歯根を埋め込み、その上に冠や入れ歯を装着する方法です。メリットは、自分の歯のように噛める、周りの健康な歯を削らずに済む、見た目が自然などあります。デメリットは、手術が必要な為治療に時間がかかる、歯槽骨の状態によりできない場合がある、保険適用外な為治療費が高額等です。(当院では行っておりません)


歯を失って長時間が経過してしまうと、スペースがなくなり希望する方法での治療が難しくなります。
健康を維持するために早めの治療をおすすめします。


当院では、患者様の状況やご希望に沿った診療を行なっております。
お気軽にお問い合わせください。


皆様のご来院スタッフ一同お待ちしております。

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2021年10月10日 日曜日

むし歯について

こんにちは。
10月とは思えない暑い日が続いていますね。一方、朝晩の気温は段々と低くなり日中との寒暖差が大きくなってきています。体調を崩しやすい時期ですので、食事と睡眠をしっかり摂って免疫力を高めていきましょう。

皆さん、歯科医院に行くタイミングはどのような時ですか。定期的に通っている方もいますが、「歯が痛くなったから」という方が多いのではないでしょうか。今回は歯の痛みの原因の一つである「むし歯」についてお話ししたいと思います。

◆むし歯とは
むし歯は、口の中に常に存在する細菌であるミュータンス菌や乳酸桿菌など、むし歯の原因となる「う蝕原因菌」が引き起こします。通常はあまり悪影響を及ぼさないのですが、砂糖の主成分であるスクロース(ショ糖)などを摂ると、う蝕原因菌はそれらの糖を分解し、歯垢(プラーク)と酸を作り出します。その結果、歯の成分であるカルシウムやリンが歯の最表面であるエナメル質から溶け出す「脱灰」が起こります。一方、唾液などには酸を中和する作用があり、これにより時間の経過とともに失われたカルシウムやリンがエナメル質に再び沈着して結晶化し、脱灰していた部分が修復されます。この状態を「再石灰化」といいます。
その後、長時間にわたって脱灰する量が再石灰化する量よりも多い状態が続くと、脱灰されたところにくぼみ(う窩)ができ、歯が軟らかくなって形が崩れていきます。これが「むし歯」です。



◆むし歯治療
いったんう窩が形成されてしまうと、再石灰化されたとしても完全な修復は不可能となり、健全な歯に戻すことはできません。う窩ができても、初期はあまり自覚症状がありません。気づかぬままそのまま放置している間にむし歯は進行してしまいます。
C1:エナメル質がむし歯になった状態です。通常、痛みは感じません。治療はう窩をプラスチック(レジン)で詰めます。
C2:エナメル質の内側の象牙質までむし歯が進んだ状態です。甘いものや冷たいものがしみるようになります。治療はう窩をレジンや金属で詰めます。
C3:歯の中心部にある神経(歯髄)までむし歯が進んだ状態です。熱いものがしみてズキズキする強い痛みがあります。治療は細菌に感染した歯髄を取り除き、中を清掃・消毒して薬を詰め、金属などのかぶせものを装着します。
C4:歯冠がほとんどむし歯で崩れ、歯根だけが残った状態です。歯髄は死んでおり痛みが無くなることがありますが、歯根の先に膿が溜まると耐え難いほどの激しい痛みがあり、顔が腫れることもあります。歯根を残すことは難しく、通常は歯を抜くことになります。



歯や口の中の状態は一人一人違います。それぞれの歯や口の中の状態に合った歯磨き方法や、口腔ケアができているかがとても重要です。自分に合った歯磨き方法や口腔ケアについてわからないことがある場合はご気軽にご相談ください。
スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。
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2021年9月24日 金曜日

加齢に伴う口腔変化

こんにちは。
台風シーズンに入り暑かったり寒かったりと不安定な天気が続いていますが体調には気をつけて過ごしていきたいですね。

今回は加齢に伴う口腔変化についてお話しいたします。
口腔内も加齢とともに、さまざまな変化が起きてきます。

1.歯牙
歯牙とは歯のことです。噛み合わせの部分がすり減るため、歯の長さが短くなります。歯の色が黄色くなり、ヒビが入り、割れたり欠けやすくなります。

2.顎の骨
歯を支えている骨を歯槽骨といい、その他の顎の部分を、顎骨と呼びます。
歯がなくなっていくと、しだいに歯槽骨は吸収され少なくなります。上の顎骨は外側(唇や頬)から吸収され小さくなり、下の顎骨は内側(舌)から吸収されていきます。そのため、受け口のような状態になります。歯のなくなったお年寄りによく見受けられる顔貌になります。

3.歯肉
次第に萎縮して張りがなくなり、組織が薄くなり弾力がなくなります。そのため義歯による刺激を受けやすく、痛みが生じやすくなります。

4.唾液
しだいに唾液腺が萎縮し、唾液の分泌が悪くなり口腔乾燥を生じます。唾液の分泌が悪くなると、嚥下障害を起こすようになります。また抗精神薬などの服用により、その副作用として唾液の分泌が抑制されることがあります。

5.顎の関節
顎の関節がしだいにすり減り、顎が外れやすくなります。

6.下顎の不随意運動
罹患疾病などにより下顎が意思と関係なく動くようになり、義歯の安定が悪くなることがあります。

7.味覚
舌の味を感じる味蕾の表面が角化したり、味蕾そのものが萎縮したり、亜鉛不足などの栄養状態により味覚が落ちたり、わからなくなったり、甘味を苦味と感じるようになります。

8.その他
・歯科治療した部分の詰め物が脱離したり、壊れたりする
・義歯が破損したり、不適合になる
・食べ物残渣が口腔内に停留して不潔になる

このように口腔内にも加齢に伴って、支障が多く出てくるようになります。
定期的なメンテナンスでご自身の口腔内の状態を把握し、予防や治療していくことが大切になります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。
皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。




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2021年9月12日 日曜日

保険で出来る白い冠[若葉、鶴ヶ島、川越の歯医者 さくらの山歯科クリニック]



こんにちは。
9月に入り暑さも和らいできました。
過ごしやすくなってきて、秋の食べ物も増えてきました。
美味しい物を健康な歯でたくさん食べましょう。


今日は虫歯で被せる場合のお話です。
皆さんはかぶせ物と言ったら銀色のかぶせ物を想像すると思います。
今回お話しするのは保険で出来る白いかぶせ物についてです。
何処でも白い歯が入るわけではありません。
条件がありますが今は比較的多くの歯に適用されるようになってきました。
詳しくはお声がけ頂ければ詳しくお伝え出来ます。

白い歯CAD/CAM冠の特徴
利点
①白く、歯と同じような色をしています
②プラスチックの歯と比べると汚れが付きづらい
③金属を使用しない為金属アレルギーの心配ありません
④硬すぎる事が無いためかみ合う歯を痛め付けることがありません
➄保険適用により一万円以下で入れられます

欠点
①強い力がかかった時に割れることがあります
②接着性があまりよくない為取れやすいです
③長期使用すると変色することがあります


お口を開けた時に気になっていた方は一言お声がけ下さい。
適用されるかされないか、保険管理期間という物もあります。
詳しくはお気軽に聞いて下さい。
さくらの山歯科クリニックスタッフ一同皆様のご来院お待ちしております。



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2021年8月29日 日曜日

歯の治療

こんにちは。
残暑が続いていますね。
夜になると、秋の虫達の鳴き声も聞こえています。
季節の変わり目で、体調を崩さないようにお気をつけてお過ごしくださいね。


今日は、歯の治療についてお話したいと思います。


ある程度大きくなった虫歯は、取り除かないと治ることはありません。しかも、虫歯は進行して行きますので、なるべく早い段階で取り除く必要があります。
虫歯の大きさや深さによって、削らなければいけない量は異なります。歯を削る量により、詰め物や被せ物の種類が変わります。


○コンポジットレジン777E1EDC-2EDB-4F11-8A53-D34536FEB8A4.png
 歯と同じ色の樹脂のペーストを削った場所に詰めて、特殊な光をあてて固めます。
 虫歯が小さい場合や前歯の虫歯に詰めることが多いです。


○インレーE38D23B2-78DC-4282-8081-7D234C56BCB7.png
 型取りをして、金属の詰め物を作り装着します


○クラウン30C80450-35BF-46B9-B4B2-BA45B686B5A1.png
 虫歯が大きくたくさん歯を削った場合は、型取りをして歯の形の被せ物を装着します。


詰め物や被せ物については、保険診療と自費診療がございます。
治療の際にご説明させていただいておりますが、ご不明な点はスタッフにお問い合わせください。

治療した歯も、日々のメンテナンスを怠ると再び虫歯になってしまいます。
当院では、治療終了後も定期的なメンテナンスをおすすめしております。


スタッフ一同、皆様のご来院お待ちしております。


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