さくらの山歯科クリニックブログ
2020年5月24日 日曜日
歯の生え変わり
こんにちは。
まだまだ寒暖差がある日々ですが、
お元気でお過ごしでしょうか?
今日は歯の生え変わりについてお話しをしたいと思います。
乳歯の生え変わりは、だいたい小学校入学前(5歳前後)から始まり、小学校6年生(12歳前後)くらいまで続きます。抜ける時期については、言葉の発達や体形の変化と同じように個人差がありますが、8歳くらいまでに生え変わりが始まれば問題ないので気にしなくて大丈夫です。
ただ、生えてくるといわれている時期より、1年以上過ぎても生えてこない場合は歯科医に相談しましょう。
乳歯と永久歯の本数
乳歯は20本あるのですが、生えそろった段階で、28本の永久歯になります(親知らずが生えている場合は、合計で32本になります)。
乳歯の生え変わる順番
まず、下の前歯の2本から生え始め、次に上の前歯2本、その後、奥歯が生えてきます。ただし、これらの生え方にも個人差があるので、順番が違うからといって焦らなくてもいいでしょう。だいたい乳歯が抜け始めたら、半年くらいで永久歯が生えてきます。もし永久歯が生えてこないようなら、歯科でレントゲンを撮ってもらうのもおすすめです。
乳歯と永久歯の違い
色 乳歯は白に近く、永久歯は黄色味を帯びている。
大きさ 乳歯の方が全般に永久歯よりひとまわり小さい。
歯質 乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の半分程度と薄い。
乳歯は永久歯にくらべ石灰化が不十分である。
生えかわりの時期に注意すること
1.
生えたての歯には予防を積極的に行いましょう
生えたての歯の表面は粗いため汚れがつきやすいだけでなく、酸に溶けやすいため、むし歯になりやすい状態にあります。早い時期からフッ化物(フッ素)を活用して積極的にむし歯予防をしましょう。
2.
乳歯のむし歯もきちんと治療しましょう
永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生え変わるからといって乳歯のむし歯を放置すると、その後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びに悪い影響を及ぼします。
3口の中を観察しましょう
永久歯が生えてきても、乳歯が抜けなかったり、歯肉炎が起きたりしていることがよくあります。日頃から口の中をよく観察して、何か問題があったら歯科医院に相談しましょう。
何か不安な点などありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
さくらの山歯科クリニックスタッフ一同お待ちしております。
投稿者 さくらの山歯科クリニック