さくらの山歯科クリニックブログ

2020年3月15日 日曜日

オーラルフレイル

こんにちは。
昨日は東京で桜の開花宣言がありました。春は近づいているようですが、みぞれが降り寒い1日でしたね。
気温差で体調崩したりしていませんか?
コロナウィルスの感染者も増加しているようで...心配な日々が続きますね。


今回は、近年注目されている「オーラルフレイル」という概念についてのお話です。


年齢を重ねて身体的機能などが徐々に低下していく状態を「フレイル」といいます。
フレイルは、筋力などの身体的な低下だけではなく、周りの人との交流や社会的な繋がりなどの減少も含まれます。

オーラルフレイルとは、口腔機能の衰えに注視したもので、口の機能の低下を指します。
食べたり飲んだり会話したりという口腔機能の障害は、身体全体のフレイルに繋がるとされています。


具体的には
○食べこぼしが増える
○固いものを噛む力がなくなる、噛みにくくなる
○飲み込みにくくなる
○よくむせるようになる
○滑舌が不明瞭になる
などが挙げられます。

食事の際に、噛む力が弱くなったり飲み込みにくくなったりすることで、栄養が偏ったり不足したりして身体の機能が衰えることに繋がります。
むせることで誤嚥性肺炎になることもあり危険です。
また、会話する際に滑舌が悪くコミュニケーションが取りにくくなると、他者との交流を億劫に感じるようになったり、外出が面倒に感じたりすることが増えるようになりがちです。
このように、オーラルフレイルの進行が食事や会話だけの問題ではなく、身体機能や脳機能の衰え、社会生活の孤立などにつながることが多くあります。


オーラルフレイルの予防するためには、食べられる口を維持することが重要です。
むし歯・歯周病の予防などの「歯の喪失予防」と、噛みくだく・飲み込むなどの機能を衰えさせない「口腔機能維持」の両方が大切です。


健康な歯と歯ぐきを保つために日常の歯磨きはもちろんのこと、歯科医院での定期検診を習慣にしましょう。
もし歯を失ってしまったら、そのままにせず適切な治療を受けて、食べ物を噛めるようにしておくことが大切です。


健康はお口から。
いつまでも健康でいられるように、お口の健康を心がけましょう。


スタッフ一同皆様のご来院をお待ちしております。

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投稿者 さくらの山歯科クリニック

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