さくらの山歯科クリニックブログ

2019年7月 6日 土曜日

妊婦さんの歯科治療について【鶴ヶ島・若葉・川越・さくらの山歯科クリニック】

こんにちは!
梅雨真っ只中ですが、皆様体調など崩されていませんか?梅雨で気持ちも沈みがちですが、充実した毎日をお過ごし下さい♬

今日は妊婦さんの歯科治療についてお話ししたいと思います。
まず理想的な虫歯治療のタイミングは妊娠中期・5~7ヶ月頃です。

【妊娠時期・治療内容・対処方法など】
初期・1~4ヶ月
過度の緊張を避けるために、長時間にわたる治療はせず、応急処置のみ程度にとどめます。
中期・5~7ヶ月
この時期であれば、ほとんどの方が問題なく虫歯治療をお受けいただけます。
後期・8~10ヶ月
母体に負担がかかる為、体調をお聞きしながら処置をすすめます。

※抜歯処置については、かかりつけの医師と相談していただく必要はありますが、可能な場合があります。

【妊娠中に虫歯になりやすい原因】
つわりによって奥歯の歯ブラシが難しくなる為、磨き残しが出ることによるもの。
食事や間食が増え、口腔内で酸性の状態が続き、虫歯ができやすくなる。
口の中がネバネバになり虫歯の原因菌が活動しやすくなる(唾液性質の変化による影響)
ホルモンバランスの変化による口の中の環境変化によるもの。

妊婦の歯周病...「早産・低体重児出産の原因になります」

▲歯周病
妊娠中でも歯周病の治療は可能です。妊婦さんの歯周病に関しては、妊娠前の予防はもちろんのこと、早期・発見、早期治療が大切です。歯周病のひどい妊婦さんは、早産・低体重児出産などのリスクが高くなることが報告されています。
妊娠中の女性ホルモン増加の影響で、通常よりも歯ぐきに炎症が起こりやすく、その結果、妊娠性歯周炎を引き起こすリスクが高まります。
妊娠中に歯石を除去し、クリーニングすることによって早産や低体重児出産のリスクが下がると言われています。
★ぜひ妊娠中には歯石除去をお勧めします

次は皆様が疑問に思っていらっしゃる質問にお答えします!

1.妊娠中のレントゲン~胎児への影響はほとんどありません~
歯科治療におけるレントゲン(デンタル×線)1枚撮影による被爆量は、1日の自然からの被爆量の1/3以下といわれています。お腹の部分に防護エプロンをした場合、数枚程度であれば心配いりません。また、最近のデジタルレントゲンは従来のレントゲンによる被爆量の1/4から1/10程度です。

2.妊娠中の飲み薬~お薬の服用には注意が必要です~
妊娠中に抗生物質や鎮痛剤などの「飲み薬」が胎児に影響を及ぼすのは、妊娠4~10週といわれています。妊娠中にお薬を飲むのは抵抗があると思いますが、胎児に比較的安全性が高い抗生物質や鎮痛剤もあります。服用に際しては歯科医師と相談をしましょう。

3.妊娠中の麻酔~胎児への影響はほとんどありません~
妊娠中の歯科治療における麻酔使用については、通常の麻酔量(カートリッジ1~2本程度)であれば、胎児に対して心配はありません。ただ、妊娠8ヶ月以降は早産の可能性があるので、歯科医師と相談しましょう。

基本的に妊娠中の歯科治療は可能です。
後期になると難しくなる事も多いので、早めの通院が理想的です。
また、つわりにお悩みの妊婦さんもお気軽に治療についてご相談下さいね。
皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております!

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投稿者 さくらの山歯科クリニック

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